日本人初の国連難民高等弁務官として難民支援に貢献した国際協力機構(JICA)元理事長の緒方貞子(おがた・さだこ)さんが22日に死去したことが29日、分かった。92歳だった。東京都出身。関係者が明らかにした。

 聖心女子大卒業後、米カリフォルニア大学で政治学の博士号を取得。国際基督教大学准教授から1976年に国連公使に起用された。その後、国連人権委員会の日本政府代表などを務め、91年1月に国連難民高等弁務官に就任。

 2000年末まで約10年間の任期中に、イラク・クルド、ルワンダ難民支援などに当たったほか、高等弁務官事務所の財政立て直しなどに取り組んだ。