宇宙航空研究開発機構(JAXA)やミサワホームなどは29日、低温、強風といった南極の極限環境にも耐えられる移動式の居住施設を公開した。来年には昭和基地で性能を確かめ、得られたノウハウを将来、月面の有人基地建設に生かす。

 東京都立川市の国立極地研究所で公開された施設は高さ約3メートル、幅約6メートルのコンテナ型で、二つつなげれば十数人の活動スペースが確保できる。

 建築の専門知識がない観測隊員でも組み立てられ、そりを付ければ移動も可能だ。壁は断熱材で覆い、太陽電池パネルも設置。暖房には太陽熱を利用する。室内の温度や湿度、火災の発生を検知するセンサーも備えた。