「1票の格差」が最大3・00倍だった7月の参院選は違憲として、富山、石川、福井の各県の有権者3人が選挙無効を求めた訴訟の判決で、名古屋高裁金沢支部(田中寿生裁判長)は29日、「合憲」と判断し、請求を棄却した。大阪高裁も同日、合憲と判断し、近畿6府県の有権者の無効請求を退けた。

 二つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした一連の訴訟で4、5件目の判決。

 16日の高松高裁と24日の札幌高裁が「違憲状態」、25日の仙台高裁秋田支部が合憲と判断が分かれている。金沢支部訴訟の原告側は判決を不服として、即日上告した。