四半世紀にわたって被爆体験を記録し続けている福岡県の生活協同組合「エフコープ」が28日、25冊目の証言集発刊の記念式典を開いた。被爆者が高齢化し継承が課題となる中、若い世代に問題意識を持ってもらおうと、今年から聞き取り役に大学生のボランティアを採用。制作者は「戦争を知らない若者に証言集を届けたい」と話す。

 福岡には、広島や長崎から多くの被爆者が移り住んだ。証言集「つたえてください あしたへ……」は1995年から毎年発刊し、これまでに、福岡県在住者を中心に延べ284人の証言を掲載。組合員らが聞き取ってきたが、今回は県内の大学生8人が参加した。