JR西日本は28日、来島達夫社長(65)が代表権のない副会長に退き、長谷川一明副社長(62)が社長に昇格する人事を発表した。12月1日付。来島氏は尼崎JR脱線事故の被害者への対応に専念する。真鍋精志会長(66)は続投し、2025年に開かれる大阪・関西万博に向けて財界活動に注力する。会長と副会長、社長の3人の役割分担を明確にし、経営体制の強化につなげる。

 来島氏は大阪市の本社で記者会見を開き、社長を退く理由について「これから3~5年余りは北陸新幹線の敦賀開業や万博開催など大切な期間に重なる。変化する事業環境に機敏に対応できる組織になる必要がある」と話した。