大阪府和泉市の産婦人科医院「老木レディスクリニック」で2017年、麻酔で痛みを和らげる無痛分娩により出産した長村千恵さん=当時(31)=が死亡した事故で、業務上過失致死容疑で書類送検された男性院長(61)を嫌疑不十分で不起訴とした大阪地検の処分に関し、大阪第4検察審査会は28日までに「不起訴不当」と議決した。

 検審は議決理由で「患者が命を託した医師への信頼を根底から覆すものというべき過失がある」と指摘した。議決は10日付。無痛分娩を巡り医師が捜査されたケースは異例で、地検は再捜査し起訴するかどうか改めて判断する。