大学紛争によるキャンパス封鎖で中止された1969年3月の神戸大の「卒業式」が27日、50年の時を経て開かれた。約170人が出席し、青春時代に思いをはせた。

 神戸大では69年ごろ、学生が机や椅子を積み上げるなどして校舎を占拠し、卒業式や入学式が開催できなくなった。同年卒の同窓会では「50年の節目に卒業式ができないか」との意見が出て、千人を超える同窓生に案内状を送った。

 神戸市灘区のキャンパスで開かれた式典では「もし卒業式ができたら、諸君から自由な発言を得て、大学の将来を論じて諸君とお別れしたかった」との当時の学長代理が用意していた祝辞が読み上げられた。