東日本大震災で児童74人が犠牲となった宮城県石巻市立大川小で27日、児童の遺族らでつくる「大川伝承の会」が語り部活動を実施した。同小を巡る津波訴訟で、児童23人の遺族への損害賠償を命じた判決が確定して以降初めて。遺族の一人は「子どもたちの命を無駄にしないという思いは変わらない」と、決意を新たにした。

 愛知県や京都市などから約100人が参加。6年の次女みずほさん=当時(12)=を亡くした佐藤敏郎さん(56)らが校庭で、地震直後から津波が襲うまでの状況を説明。児童が中庭で遊んでいた写真を見せ、震災前の日常の様子も伝えた。