有明海の秋の風物詩となっている養殖ノリの種付け作業が27日、福岡、佐賀、長崎の3県で解禁となり、赤や緑の鮮やかなノリ網が海面に広がった。初摘みは11月下旬ごろの予定。

 8月下旬の記録的大雨で海に草木が流れ込んだが、漁師らが船を出し、9月中に回収を終えた。佐賀県有明海漁協の徳永重昭組合長は「無事に種付けでき、ほっとしている。ノリの主力生産県として生産量を確保したい」と意気込んだ。

 佐賀市の広江漁港では、薄暗い未明から朝にかけ漁船が次々と出港。沖合に着いた漁師は、カキ殻をぶら下げた長さ約18メートル、幅約1・5メートルの網を広げて支柱に取り付けた。