銀行を装ってうその電子メールを送り、インターネットバンキングのIDやパスワードなどを盗む「フィッシング」詐欺で、成り済ましを防止するための「2段階認証」を破り、リアルタイムに現金を盗む新手口による被害が急増している。

 警察庁の統計では、ネットバンキングによる不正送金被害額は、今年7月まで毎月3千万円前後だったが、8月に倍増し、9月は4億円を超えた。多くがこの手口によるものとみられる。

 民間監視団体「フィッシング対策協議会」などが確認したメールは、三菱UFJ銀行や三井住友銀行を装って「口座にリスクを検出した」などと不安をあおる文面。