【ワシントン共同】米財務省が25日発表した2019会計年度(18年10月~19年9月)の財政収支の赤字額は、前年度比26・4%増の9843億8800万ドル(約107兆円)となり、1兆ドルの大台に迫った。赤字額は4年連続で拡大し、12年度以来、7年ぶりの高水準。国防費や国債の利払い費の増加が原因だ。

 昨年実施した法人税などの大型減税の影響で歳入の伸びが鈍い一方、歳出拡大を進めた結果、財政赤字が膨らんだ。歳出入とも過去最大。国債を増発して市場から資金を吸収したことが9月には米短期金融市場混乱の一因となった。財政悪化が続けば、世界経済の波乱要因となる。