【パリ共同】スペイン政府は24日、1939~75年に独裁体制を敷いたフランコ総統の墓を国立の慰霊施設から首都マドリード北部地区の家族の墓地へ移した。左派のサンチェス政権による「負の歴史」清算の取り組み。死去から44年、民主化したスペインの節目となったが、独裁者への世論の評価は左右対立を軸に毀誉褒貶相半ばしている。

 フランコはマドリード郊外にあるスペイン内戦(36~39年)犠牲者の慰霊施設「戦没者の谷」に埋葬されていた。戦没者の谷は、内戦に勝利した右派のフランコ自身が建設を命じ、敗れた共和国派を含め3万人以上の犠牲者が眠る。