レスリング男子で東京五輪を目指す阪部創選手(26)が24日、東京都内で記者会見し、禁止物質が製造段階で混入されたジェネリック医薬品を服用してドーピング検査で陽性反応が出た問題で、製薬会社に損害賠償を求めて提訴した経緯を説明した。「違反は一生履歴として残る。本当に重大なことだと認識してほしい」と訴えた。

 岡部鉱平弁護士によると国内でドーピング問題が裁判に発展するケースは初。沢井製薬や陽進堂に慰謝料など約6千万円の損害賠償を求めて東京地裁に8日付で提訴した。

 阪部選手は昨年6月、服用した胃腸薬から禁止物質の陽性反応が出て同8月から暫定資格停止処分を受けた。