「1票の格差」が最大3・00倍だった7月の参院選は投票価値の平等に反して違憲だとして、札幌市の有権者の男性が北海道選挙区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、札幌高裁(冨田一彦裁判長)は24日、「違憲状態」との判断を示した。無効請求は棄却した。

 冨田裁判長は判決理由で「選挙時における投票価値の不均衡は、違憲の問題が生ずる程度の著しい不平等状態に至っている」と指摘した。

 二つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした訴訟で、高松高裁に続く2件目の判決。高松高裁は「3倍という投票価値の格差は常識的に考えても許容しがたい」として、違憲状態と判断していた。