【サンパウロ共同】ブラジル上院は22日、財政健全化のための年金改革法案を賛成多数で可決した。下院は通過済みで、近く公布される。今後10年間で8千億レアル(約21兆2千億円)規模の歳出削減効果が見込まれている。年金改革はボルソナロ大統領が昨年の大統領選で掲げた目玉公約の一つ。1月の就任以来、最大の成果となった。

 ブラジルの年金制度は世界的に見ても手厚いとされ、政府の財政圧迫の原因となってきた。年金改革は過去20年以上にわたり歴代政権が試みてきたが、実現しなかった。

 政権の当初改革案は1兆2千億レアル規模の削減を目指したが、議会の抵抗で後退した。