【北京、ソウル共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、南北経済協力の観光事業が中断している東部の景勝地、金剛山一帯を視察した。韓国側が設置したホテルなどについて「見るだけで気分が悪くなり、みすぼらしい」と述べ、韓国側と合意の上、全て撤去するよう指示した。朝鮮中央通信が23日伝えた。

 金正恩氏は「国力が弱いときに他人に依存しようとした前任者らの政策が誤っていた」とも非難した。事業を推進した父、故金正日総書記の業績を否定したとも取れる異例の発言だ。

 金剛山観光は2008年に韓国人観光客が北朝鮮兵士に射殺される事件が起きて以来、中断していた。