厚生年金の保険料負担を回避し加入義務を逃れている事業所への対策を強化するため、厚生労働省が立ち入り検査の権限を拡大する法改正を検討していることが22日、分かった。現在の検査は加入手続きをした事業所が対象だが、「加入逃れ」が疑われる場合も実施できるようにする。このような事業所は推計約40万に上るとみられ、厚労省は加入の徹底を図ることで、従業員が老後に受け取れる年金を手厚くする。

 厚労省は今月下旬に開く社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の年金部会に案を示す。年金制度改革の関連法案に盛り込み、来年の通常国会に提出したい考えだ。