6月の地震で震度6弱を記録した山形県鶴岡市の酒蔵が、被災して銘柄が分からなくなった日本酒に統一ブランドのラベルを付けて売り出したところ、「地震を乗り越えた縁起のいいお酒」と好評で、発売から1カ月足らずで完売した。

 ブランド名は「もっけだの鶴岡」。「もっけだの」は、鶴岡を含む庄内地方の方言で「ありがとう」の意。渡会本店の純米大吟醸「出羽ノ雪」や羽根田酒造の純米吟醸「羽前白梅俵雪」など5種類で、いずれも一升瓶が3千円(税別)。店頭では区別できず、飲んでのお楽しみというユニークな仕掛けで被災を逆手に取った。

 主な販売先は山形県内の温泉旅館や酒販店など。