保険の不正販売問題を報じた番組を巡り、日本郵政グループから抗議を受けたNHK経営委員会が昨年、上田良一NHK会長を厳重注意した問題で、木田幸紀放送総局長が郵政側に出向いて会長名の事実上の謝罪文書を手渡していたことが2日、分かった。放送部門トップの総局長が個別番組を巡る抗議に直接対応するのは異例。

 関係者によると木田総局長は昨年11月、日本郵政を訪問。同年7月以降の郵政側とのやりとりで番組責任者が「会長は制作に関与しない」との趣旨の説明をした点に関し、「不十分な説明だった」などと事実上謝罪する文書を渡したという。