関西電力の役員らが高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から多額の金品を受領していた問題で、最多は原子力事業本部の本部長代理を務める鈴木聡常務執行役員(59)の約1億2千万円だった。原子力事業本部長を務めた豊松秀己元副社長(65)も1億円以上だった。関電が2日に明らかにした調査報告書で分かった。1回で1千万円の現金を受け取った幹部もいた。

 森山氏からの金品は個人で管理し、タイミングを見計らって返却するよう幹部らが口頭で対応を引き継ぎ共有していたことも判明した。

 社内では金品受領に疑問を呈する声もあったが、慣例で続けられていた。