四大公害病の一つ水俣病の犠牲者慰霊式が19日、熊本県水俣市で開かれた。公式確認から今年で63年になるが、今も熊本、鹿児島両県で1667人が患者認定を申請中で、認定や損害賠償を求める訴訟が各地で続く。施行10年となる特別措置法に盛り込まれた住民の健康調査もいまだに実施されず、なお課題は多い。

 慰霊式は水俣市や患者団体などの主催で、患者や遺族のほか、小泉進次郎環境相、蒲島郁夫熊本県知事、原因企業チッソの木庭竜一社長らが参列。毎年、公式確認された5月1日に開かれているが、今年は天皇の即位日と重なり延期された。