海上保安庁の岩並秀一長官は16日の記者会見で、今月7日に日本海の好漁場「大和堆」周辺で発生した北朝鮮漁船と水産庁漁業取締船の衝突事故に関し「適切に捜査を実施していく」と述べた。漁船は沈没したが、付近は水深が深く、引き揚げは極めて困難と指摘。北朝鮮への捜査の協力要請は「現時点で行っていない」と明らかにした。

 政府が検討している衝突当時の現場映像の公開について、捜査への影響を問われたのに対し「限定的と考えている。詳細は差し控える」と説明。事故後に駆け付け、海上の捜索活動に当たった海保の映像を公開するかどうかは「必要に応じ適切に判断する」と話した。