文化庁は16日、台風19号の影響により、宮城や茨城など7県で国の文化財27件に被害が確認されたと発表した。日本三景の特別名勝・松島(宮城県)や特別史跡の多賀城跡(同県多賀城市)で、のり面が崩落するなどした。各自治体が詳細を調べている。

 特別史跡の常陸国分寺跡(茨城県石岡市)では敷地内の説明板が破損。重要文化財では、竜禅寺三仏堂(茨城県取手市)、時国家住宅(石川県輪島市)でかやぶき屋根がめくれたほか、旧苅田家住宅(岡山県津山市)で蔵の壁が損傷した。

 同庁によると、まだ文化財の調査ができていない自治体も多く、被害件数は増える恐れがあるという。