旧優生保護法下で不妊手術を強制されたとして、札幌市の小島喜久夫さん(78)が国に損害賠償を求めている訴訟で、札幌地裁の広瀬孝裁判長が18日の口頭弁論で、難聴の傍聴者に配慮し、法廷のやりとりをパソコンの画面に表示する「要約筆記者」の同席を認めたことが15日、弁護団や地裁への取材で分かった。

 弁護団によると、裁判で傍聴者向けに要約筆記者が配置されるのは珍しい。要約筆記者は、主に言葉が話せるようになってから聴力を失った「中途失聴者」や難聴の人など、手話でのコミュニケーションが十分にできない人に、話されている内容を要約して文字で伝える。