警視庁神田署は11日、親族を装い「果物を送る」などと高齢者に電話をかけて金品をだまし取る特殊詐欺被害を防ごうと、地域住民を招いて集会を開いた。劇団俳優らが寸劇を披露し、詐欺電話をかける「かけ子」役や被害者役が実際にあったやりとりを再現した。

 寸劇では、息子を装い高齢の母親にリンゴを送ると電話したり、会社の金を使い込んだと泣きついたりした。犯人役は仲間内で「高齢者は一度信じ込んだら疑わない。冷静な判断力を奪え」などと話し、詐欺グループの意図も紹介した。

 同署の高梨武生活安全課長は「きっかけになる詐欺の電話に出ないことが一番の被害防止だ」と注意を呼び掛けた。