関西電力役員らの金品受領問題で3~6月、3回にわたり関電の岩根茂樹社長宛てに問題を追及する告発文書が届いていたことが11日、関電への取材で分かった。文書は人事の刷新を求める内容だったが、関電は6月に多額の金品を受け取った3人の役職を昇格させた。問題の公表も見送っており、企業統治の甘さが改めて浮き彫りになった。

 関電によると、岩根社長も文書を確認していた。対応を取らなかった理由について関電は「既に社内調査を終え、八木誠前会長(9日付で辞任)らの処分も済んでいた」としている。関電は昨年7月、調査委員会を設置。同9月に報告書を取りまとめていた。