南京事件への抗議活動などのために靖国神社(東京都千代田区)の敷地に入ったとして、建造物侵入の罪に問われた郭紹傑被告(55)=中国籍=と厳敏華被告(27)=同=の判決で、東京地裁は10日、それぞれ懲役8月、執行猶予3年(求刑懲役1年)と懲役6月、執行猶予3年(同10月)を言い渡した。2人は即日控訴した。

 判決理由で野沢晃一裁判長は「抗議活動は宗教施設の平穏な環境を害する」と指摘。弁護側は憲法で保障される表現の自由だと主張したが、「管理権者は参拝以外の目的による立ち入りを禁止しており、管理権を侵害している」と述べた。