消費税率が1日、8%から10%に上がり、日本経済は景気底割れを回避できるかどうか試練を迎える。増税前は高額の衣料品や家電の駆け込み需要が盛り上がったが、幅広い商品の値上げが家計を直撃し、10月以降は消費の反動減が懸念される。1日発表の日銀の企業短期経済観測調査(短観)は、米中貿易摩擦などによる海外経済減速の影響から、大企業製造業の景況感は3四半期連続で悪化した。政府は景気失速の恐れが強まれば追加対策を検討する方針だ。

 平成元年の1989年に税率3%で導入された消費税は、30年後の令和元年という節目で2桁の大台に乗った。