阪神大震災から24年となるのを前に、猛火に耐えて焼け残った防火壁「神戸の壁」のライトアップが12日、保存先の北淡震災記念公園(兵庫県淡路市)で始まった。壁には両手を広げた市民団体のメンバーら24人の人影が鎮魂の十字架として映し出された。

 この日はメンバーらが式典を開いて犠牲者に黙とう。壁の歴史や経緯を説明するナレーションに合わせ、1人ずつ壁の前に立った。集まった人は浮かび上がった十字架に祈り、震災を忘れないと誓った。

 壁は高さ約7メートル、幅約14メートルのコンクリート製。昭和初期に神戸市長田区の市場に建てられ、震災で猛火が襲っても倒れなかった。