東北大は5日、東日本大震災の津波で家屋に大きな被害を受けた人の加齢に伴う骨密度の低下は、被害がなかった人より大きくなる傾向があると発表した。宮城県内の住民を対象に実施した2013~15年度の第1次健康調査と17年度の第2次調査で、約7700人分の結果を比較した。

 東北大の東北メディカル・メガバンク機構の宝沢篤教授(個別化予防・疫学)は「震災による環境変化で、外出を控え歩かなくなったことなどが背景にあるとみられる」と分析している。

 発表によると、家屋が全壊や大規模半壊した人の2次調査時の平均骨密度は27・0%で、1次調査時から0・9ポイント低下していた。