百十四銀行(高松市)は29日、渡辺智樹会長が31日付で辞任し、相談役に退くと発表した。渡辺氏が2月に取引先と開いた会食で、同席した女性行員に対し取引先が行った「不適切な行為」を制止できず、女性行員を守らなかったことを重く受け止めたという。事実上の引責辞任とみられる。

 百十四銀は不適切な行為の内容について明らかにしていないが、セクハラとみられる。

 会食は百十四銀側が持ち掛け、執行役員も同席した。百十四銀のほかの経営陣は、5月に社内通報制度などを通じて問題を把握した。社内調査を経て、渡辺氏の役員報酬を減額する処分にした。