アナハイム地元紙の大谷記事、随時紹介

 岩手日報社は、米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(花巻東高)の活躍を報道する本拠地アナハイムの地元紙オレンジ・カウンティー・レジスターの記事を公式サイトで随時紹介します。同社からの了承を得て関連記事を日本語訳、現地の熱気や米メディアの見方などをお伝えします。

米紙オレンジ・カウンティー・レジスター提供記事
大谷翔平、膝の手術でシーズン終了

 大谷翔平は2月からたびたび不安視していた先天性の痛みである左膝を金曜日に手術することが球団から発表されたことで、今季残り15ゲームに出場できなくなった。

 手術からの回復予定は8~12週間。2、3週間で投球を再開し、昨年12月にトミージョン手術を受けたことによる投球リハビリも兼ねるとビリー・エプラーゼネラルマネジャー(GM)は語る。

 大谷は二分膝蓋(しつがい)骨だという。膝の皿が一つの骨として正常に成長せず、二つに分かれてしまっていることをいう。これは珍しいことで、人口の3パーセント未満しかならない。エプラーGMいわく、症状のないことが多く、大谷も今年より前には悩まされている、とは話していなかった。

 「彼は投球練習の中で、何度か83、85、86マイルの球速を見せた。そしてトレーニングの強度を上げていく中で少しずつ気になっていった」とエプラーGMは語る。「安全のために決断した」

 エプラーGMによると、投球のリハビリが10月に終わった時点で、膝の手術を受ける選択肢もあったが、膝への不安から腕のトラブルにつながってしまうことを懸念したという。

 「もしこのまま強度を上げ続けさせ、彼が投球の際に何か妥協したら、それが不測の事態につながっていたかもしれない」

 木曜日に本人からのコメントはなかったが、今週手術することは水曜日の朝に本人が決断していた、とエプラーGMは言う。

 ア・リーグ新人王の大谷は2018年のメジャーリーグで歴史的な大きな注目を集め、ベーブ・ルース以来見たことのないレベルの二刀流として開花。9割2分5厘のOPS(出塁率と長打率を足した数字)で22本のホームランを放ち、肘のけがに悩まされながらも10試合を先発し、防御率3.31だった。

 18年のシーズン後、彼はトミージョン手術を受け、今季は打つことが制限された。彼の攻撃を示す数値は昨年より下がっているが、打率2割8分6厘、18本塁打、そして8割4分8厘のOPSだった。エプラーGMは膝が原因だとは思わなかった。大谷は今シーズンも球を同じように強く打っていたが、打球の角度が低くなるという力学的な問題が生じていた。

 今季けがが相次いだエンゼルスは、来季のスターティングローテーションに彼を使い続けるつもりだ。エプラーGMは今週、来年の計画は大谷を1週間に1回ピッチに立たせ、1週間に4回指名打者とすることで、約25試合先発で、約350打席出場する計算になる、と話している。

 いったん外科手術が成功すれば、この問題が続くという心配はない、とエプラーGMは語った。

(9月12日、ジェフ・フレッチャー記者、OCRegister.com=米紙オレンジ・カウンティー・レジスター

 

原文はこちら https://www.ocregister.com/2019/09/12/angels-shohei-ohtani-to-undergo-season-ending-knee-surgery/

翔タイム

レンジャーズ戦の8回、代打で右前打を放つエンゼルス・大谷翔平=アーリントン(共同)
レンジャーズ戦の8回、代打で右前打を放つエンゼルス・大谷翔平=アーリントン(共同)