食の多様化、どう対応 盛岡で訪日客獲得へ勉強会

盛岡市内丸の桜山地区の飲食店は「ビーガン」(完全菜食主義者)など食に禁忌がある客層の拡大に向けた取り組みを進めている。アレルギーから主義・宗教によるものまで近年注目される「食の多様化」。盛岡が米有力紙ニューヨーク・タイムズに取り上げられたことを受け、増加する外国人観光客のニーズにも対応する狙いがある。
同地区8飲食店の経営者は20日、「massかまどのある家」(阿部洋祐店主)で、阿部店主(48)と交流のある二戸フードダイバーシティ協議会の久慈浩介会長(51)を迎えて勉強会を開いた。
阿部会長はイスラム教の戒律に従った「ハラル」やベジタリアンも紹介した上で、最も厳しい基準とされるビーガンに合わせた対応の重要性を強調。「食の禁忌がある人がグループに1人でもいたら、対応メニューのない店は選ばれない」と、団体客を失う可能性を指摘した。
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記事全文は、7月29日付の岩手日報本紙をご覧ください。