八幡平市の平舘高(北島亨校長、生徒149人)の家政科学科被服製作班の3年生8人は2日、手作りした操り人形芝居の装束などを県立博物館(高橋広至館長)に贈った。3月から同館の体験学習室に展示する。

 装束は男性用の着物やかみしもで、裁断した生地を縫い合わせ帯やひもを付けた。大正時代の女学生が使用していたカバンや体験学習室の子ども用いすに敷く座布団なども作製した。

 同校で引き渡し式を行い、装束を受け取った高橋館長は「素晴らしい出来栄えで高校生ならではの工夫も凝らしてある。来館したお客さまも喜ぶだろう」と感謝した。