2023.01.16

多様な性、認め合う軌跡 勝又栄政さん、親子の葛藤や思いつづる

性的少数者への理解が深まることを願う勝又栄政さん=東京都立川市・国営昭和記念公園(本人提供)
性的少数者への理解が深まることを願う勝又栄政さん=東京都立川市・国営昭和記念公園(本人提供)

 寄り添うことで分かり合える-。盛岡市出身の会社員勝又栄政(てるまさ)さん(31)=横浜市在住=は、心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」であることを周囲にカミングアウトした。「男になりたい自分」と「受け入れられない母」の間で続いた親子の葛藤。互いの考えを尊重できるようになるまでの道のりは、多様性を認め合う社会の実現への針路を示しているようだ。

 勝又さんは4人きょうだいの長女「美穂」として生まれた。幼少期から性別への違和感を抱き、スカートを履くことにも抵抗感があった。いくら努力してもなれない「普通」。罪悪感にさいなまれ続けてきた。

 性的少数者(LGBTQなど)の当事者親子を取り巻く苦悩や、その背景を、勝又さんは自身と母親の手記を基にした書籍「親子は生きづらい “トランスジェンダー”をめぐる家族の物語」(金剛出版)にまとめている。

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 記事全文は、1月16日付の岩手日報本紙をご覧ください。

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