2022.08.06

昭和基地周辺、滑走路は海氷上 共同運航へ候補地を調査

滑走路の候補地で周囲の状況を確認する越冬隊員ら=南極・昭和基地の東約2キロの海氷上
滑走路の候補地で周囲の状況を確認する越冬隊員ら=南極・昭和基地の東約2キロの海氷上

 【昭和基地で国際部・菊池健生】第63次南極地域観測越冬隊(沢柿教伸(たかのぶ)隊長)は、南極・昭和基地周辺で滑走路の候補地を調査した。東南極で観測する各国と共同運航する航空機を迎え入れるための準備。海氷上で確認した適地をならすなど、今後整備を進める。

 海氷上の調査は7月末、沢柿隊長ら4人が実施。スノーモービルで回って氷の状態や周囲の見晴らしを確かめ、57次隊が使っていた基地主要部の東約2キロを候補地に決めた。

 野外観測支援隊員の泉秀和さん(52)=国立極地研究所、兵庫県西宮市出身=は「スッキリしていて良い場所だ」とうなずく。

 滑走路約1キロの前後には、飛行機の進入区間と離陸区間を設けるため計5キロの直線が必要。今後は雪上車で氷面を平らに仕上げ、目印の旗を立てる。

 日本は東南極域で観測する11カ国で設立した共同事業体による航空網「DROMLAN(ドロムラン)」に参加している。同基地への主な輸送は観測船「しらせ」が担うが、夏期間に南極大陸の内陸や山岳部などで活動する先遣隊は、活動期間を確保するため航空機を利用。同基地は運航便の給油にも協力している。

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 第63次南極観測越冬隊の活動は、岩手日報本紙をご覧ください。

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