東京バレエ団の「HOPE JAPAN 2022」公演は、盛岡市の県民会館大ホールで開かれ、熱情の踊りが約800人の来場者を勇気づけた。

 メインは「ボレロ」(ラベル作曲、ベジャール振り付け)。一定のリズムの下、静寂からひたすら高揚を続ける音楽に乗り、主演の柄本弾(つかもとだん)さんは雄々しく躍動した。戦争や感染症に抗する「希望」を感じさせる演技に対し、盛大な拍手が送られた。

 「ギリシャの踊り」(テオドラキス作曲、ベジャール振り付け)は、ギリシャの作曲家とフランス南部の港町マルセイユ生まれの振付家による、地中海とそこに暮らす人々への賛歌。ソロを伴う群舞が、果てしない流動と恵みを感じさせた。