越廼海水浴場に設置された、イルカへの警戒を呼びかける看板=7月26日、福井市

 福井市の海水浴場2カ所で、雄のイルカに海水浴客や地元漁師がかまれる被害が相次いでいる。例年、沖合に群れで現れる様子はよく見られるが、人に接触するのは珍しく、市などはイルカが嫌がる超音波発信器を設置。専門家は「見かけても近づかないでほしい」と呼びかけている。

 福井市の漁師板倉悠介さん(43)は6月上旬、鷹巣海水浴場付近でカキやワカメの漁をしていた際、右手の親指と中指をかまれ、治るまで約3週間かかった。

 初めて見たのは4月。「なでてもらおうと近づいてくる。無視して船に戻ろうとすると、かんだり邪魔したりする」と板倉さん。漁師仲間も困惑気味だ。