【仙台支社】東北ILC(国際リニアコライダー)推進協議会は8日、仙台市内のホテルで本年度総会を開いた。共同代表の高橋宏明・東北経済連合会名誉会長の後任に、東経連会長の増子次郎・東北電力会長(一関市出身)を選んだ。

 216人(書面含む)が出席。大野英男東北大総長と並ぶ共同代表に就任した増子氏は「ILCを支える技術はさまざまなイノベーションが期待される。国際的にも大変重要なプロジェクトであり、東北誘致に向けて取り組んでいく」とあいさつした。

 本年度の事業計画として、国への要望活動や国際的な意見交換への協力、子どもや産学官への最新動向の情報発信、加速器産業への参入支援などを盛り込んだ。

 役員の決意表明で、谷村邦久・県商工会議所連合会長は「この1年が勝負。この機会を逃すと、世界中の科学者にそっぽを向かれる。東北一丸となって頑張る」と語った。

 日本誘致に取り組む研究者組織・ILCジャパン代表の浅井祥仁(しょうじ)東京大素粒子物理国際研究センター長が講演し「新しい価値の創造を浸透させていく広報活動が極めて重要になる。(誘致の)実現に向け一歩一歩進めていく」と説明した。