2022.07.09

国籍を越える大谷ファンの情熱 及川彩子さんのMLBリポート

日本語のメッセージボードを持って応援するファン=マイアミ
日本語のメッセージボードを持って応援するファン=マイアミ

 マイアミでもたくさんの大谷翔平(花巻東高)ファンに出会った。

 インターネット翻訳を使って作成した日本語のメッセージボード持参で観戦していたのは、ジメネズさん一家。

 「大谷の大大大ファンで、プレーを見ているだけでワクワクする」と野球少年の10歳のジュリアン君は目をキラキラさせながら教えてくれた。

 父マルコさんはパナマ、母ジュリアンさんはキューバと野球強豪国の出身だが、家族全員が「大谷ファン」だと笑う。

 父親とともに観戦に訪れたニカラグア出身の野球少年、11歳のエンジェル君も同様だ。

 「大谷の打撃の構えと投げる時のメカニックが好きで、日本ハム時代の動画も参考にしている」

 東海岸のマイアミと西海岸のロスでは3時間の時差があり、ネットでの試合観戦も難しい。だが翌朝にネットで大谷の活躍をチェックするのが楽しみ、と少年たちは口を揃える。

 「母国の選手よりもオオタニが好きなの」と無粋な質問をしたところ、エンジェル君が呆れたような表情でこう答えてくれた。

 「オオタニは唯一無二の存在。僕らは大リーグの歴史を作っている選手を目撃しているんだよ」

 国籍を越え、すべての野球ファンに大谷は応援され、愛されている。

及川 彩子(おいかわ・あやこ)さんPROFILE
及川彩子

 米ニューヨーク在住。陸上、サッカー、ゴルフなどを幅広く取材するフリーライター。45歳。北上市出身。

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