盛岡市の作家くどうれいんさんは、絵本「あんまりすてきだったから」を発刊した。手紙を通じて自分の気持ちが人に届く喜びを描く物語。くどうさんが幼少期に手紙を送った絵本作家みやざきひろかずさんとの共作で、自身の経験とも結び付けた一作となっている。

 主人公「こんちゃん」は、歌声がすてきな歌手に思いを伝えようと手紙を書いた。心のこもった手紙に、郵便配達員はうれしくなり口笛を吹く。口笛にうきうきした魚はしぶきを上げて跳ねる。こんちゃんの気持ちが周囲に伝わっていき…。

 温かみあるくどうさんの文と、淡く優しい色彩のみやざきさんの絵。一通の手紙が世界を豊かにしていく様子が、リズム感よく描かれている。

 ほるぷ出版刊、1540円。県内の書店や通販サイトで購入できる。