2022.07.06

雄星の仲間たち(12) 及川彩子さんのMLBリポート

ベリオス(投手)

 先発ローテーションを守るプエルトリコ出身の28歳右腕。今季は開幕投手も務めた。

 速球の平均速度は150キロ前後とさほど速くないが、カーブ、シンカー、チェンジアップの変化球を操る技巧派投手。6月4日に古巣のツインズ戦で自身最多の13三振を奪っている。

 高校卒業後の2012年にドラフト1位でツインズに入団。マイナーリーグを経て2016年に大リーグに昇格すると、2017年から3年連続で二桁勝利を飾り、2018年、19年にはオールスター出場も果たした。

 ブルージェイズには2021年中盤に加入。

 いたずら好きなゲレロにちょっかいを出されても、穏やかにあしらう大人しい性格だがマウンドでは一転、熱い投球を見せる。

「シーズン通して100%のコンディションでマウンドに上がるのは5試合くらい。良くない時にどれだけ踏ん張れるかが先発の役割。踏ん張ってもダメな時は、気持ちで投げる。最後は気持ちだと思う」

 先発の柱として熱い投球にこれからも期待大だ。

 

カスティーヨ(投手)

 「投手コーチから電話が来た時は、『何かやらかしたかな。やばい』と思った」

 大リーグ昇格の知らせをドッキリだと思った、と話すのはベネズエラ出身、23歳のカスティーヨ。

 今季はダブルAで開幕を迎え、トリプルAを経て、6月19日のヤンキース戦でデビューを果たした。

 188センチ、128キロという大きな体から投げる速球、チェンジアップ、スライダーが武器。

 野球を始めたのは6歳の時。当初は3塁手だったが、肩の強さを見込まれ15歳の時に投手へ転向した。

 一足先に大リーグデビューを果たした捕手のモレーノはドミニカ・サマーリーグ時代からチームメイトで「仲良しでいつも一緒」と言う。

 マイナー時代の愛称は「ラパパ」で、「意味はじゃがいも。沢山食べるし、体型も似ているから」と笑う。

 デビュー戦では2者連続本塁打を打たれ、ほろ苦いものになったが、沢山食べて本領発揮できるか。

及川 彩子(おいかわ・あやこ)さんPROFILE
及川彩子

 米ニューヨーク在住。陸上、サッカー、ゴルフなどを幅広く取材するフリーライター。45歳。北上市出身。

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