頂で分かち合う喜び 岩手山山開き、本紙記者ルポ

岩手山(2038メートル)が山開きされた1日、同僚と2人で登った。10回近く登っているが、山開きの日は初めて。大勢の客が行き交い、にぎやかな夏山を満喫した。
朝6時、滝沢市の柳沢コースを出発。雨が降り、むせ返るような湿気に包まれる登山道を進んだ。雨が弱まると、小さな虫が顔の周りにまとわりつき、何度も手で振り払った。うっとうしいが「平常心、虫だって一生懸命生きてるんだ」と自分に言い聞かせる。
霧で真っ白なお鉢では、吹き付ける強い風の中、カメラを構えて必死にシャッターを押した。気付けば山頂。それぞれの登山口から、雨にも負けず、頂へ歩みを進めた人たちが一堂に会し、喜びを分かち合った。
(山村あゆ)
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記事全文は、7月4日付の岩手日報本紙をご覧ください。