南極の空を転がる太陽

【昭和基地で国際部・菊池健生】第63次南極地域観測越冬隊(沢柿教伸=たかのぶ=隊長)が運営する昭和基地周辺は27日、久々の快晴となり、太陽が日の出から日没まで水平線近くを(右から)移動して見える「転がる太陽」が撮影できた。地軸の傾きに伴う高緯度地域特有の現象。同基地周辺は太陽が一日中昇らない「極夜(きょくや)」が13日に明けてから初めての快晴で、観測隊員の溝口玄真(げんま)さん(25)=名古屋大宇宙地球環境研究所、岐阜県大垣市出身=は「景色が立体的に見えてきれい」と太陽のまぶしさとありがたみを実感していた。
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第63次南極観測越冬隊の活動は、岩手日報本紙をご覧ください。