釜石湾で行われているサクラマスの海面養殖試験が2季目に入り、順調に水揚げされている。既に昨季を上回る約20トンを出荷。愛称は「釜石はまゆりサクラマス」に決まり、関係者がブランド化に本腰を入れる。

 今季の水揚げは11日に始まり、25日まで計5回、釜石市魚河岸の市魚市場にいずれも約4トンを水揚げした。今月末まで続く見込みで、養殖の管理を行う同市両石町の泉沢水産(泉沢宏社長)の村上通隆常務(67)は「魚種の特徴である大きさのばらつきこそあるが、まずまずの生育具合だ。1キロ当たりの価格も堅調に推移している」と期待を込める。

 養殖試験は、市や岩手大など5者で構成するコンソーシアムが実施。釜石湾内に直径20メートルのいけす1基を設置し、2021年の1季目は稚魚1万匹を投入し、約8千尾(12・8トン)を水揚げした。2季目の今年は稚魚を2万1千匹と倍増し、約1万6千尾(約30トン)の水揚げを目指している。