東京電力福島第1原発=2月

 原子力規制委員会は22日に臨時会合を開き、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の処理水海洋放出計画の安全性に問題はないとして、計画を認可した。東電は地元自治体の同意を得た上で放出設備の本格工事を始める方針。来年春ごろの放出開始を目指している。

 東電は2021年12月に審査を申請した。計画では処理水中の放射性物質トリチウムの濃度が国の基準の40分の1未満となるよう大量の海水で薄め、新設する海底トンネルを通して沖合約1キロで放出する。

 処理水の海洋放出には、風評被害の発生を懸念する漁業者を中心に強い反対の声がある。