2022.07.12

雪上車整備、急ピッチ 迫る「極夜明け」で不可欠

雪上車の下に潜り込んで整備する吉沢悠生さん=昭和基地・自然エネルギー棟
雪上車の下に潜り込んで整備する吉沢悠生さん=昭和基地・自然エネルギー棟

 【昭和基地で国際部・菊池健生】太陽が約1カ月半昇らない「極夜(きょくや)」の終わりが近づき、第63次南極地域観測越冬隊の隊員が雪上車整備を急ピッチで進めている。「極夜明け」の野外行動で必要不可欠な雪上車を不具合なく使えるよう、懸命の作業が続いている。

 車両隊員の吉沢悠生(はるき)さん(28)=大原鉄工所、新潟県長岡市出身=と、森戸毅さん(34)=いすゞ自動車、栃木県栃木市出身=の2人が担当。自然エネルギー棟の車両整備室に雪上車を入れて作業する。

 輸送や除雪作業で使う中型雪上車「SM653」の定期メンテナンスでは、破損した足回り部品を修理し、オイルフィルターを交換。走行用ベルト付き車両が主担当の吉沢さんは「1台3日のペースで進めなければ終わらない」と車体の下に潜り込んだ。

 極夜中の整備予定は基地の雪上車など約10台。極夜明けには、南極大陸上に置いている大型雪上車のメンテナンスも始める。

 雪上車を使った野外行動本格化を控え、車両隊員は繁忙期。森戸さんはトラックなどが主担当だが「雪上車には自分の会社のエンジンを積んでいる。少しでも(吉沢さんを)手助けしたい」と力を込める。

◇      ◇

 第63次南極観測越冬隊の活動は、岩手日報本紙をご覧ください。

定期購読申し込み・ご案内

岩手日報本紙電子新聞

関連リンク