釜石市の夏の風物詩「釜石よいさ」(実行委主催)は、新型コロナウイルス禍で安全に運営する体制が確保できないなどとして、3年連続の中止が決まった。

 釜石よいさは、老若男女が目抜き通りを群舞でパレードする一大イベント。新日鉄釜石製鉄所(現日本製鉄北日本製鉄所釜石地区)の第一高炉休止を受け、1987年に地元の若者有志が「地域に元気を」との思いで始めた。

 東日本大震災で一時中断したが、2013年に復活した。震災ボランティアや復興工事の共同企業体(JV)の協力も得て、2千人近くの踊り手が参加した回もあった。一方で震災から10年以上がたち、スタッフの確保などが難しくなり、コロナ禍が運営難に拍車をかけたという。