2022.06.21

「つりがね洞」を射抜く朝日 久慈、夏至前後1週間だけの光景

つりがね洞の洞穴から顔を出す朝日=20日午前4時20分、久慈市長内町(久慈支局・高橋康撮影)
つりがね洞の洞穴から顔を出す朝日=20日午前4時20分、久慈市長内町(久慈支局・高橋康撮影)

 21日は二十四節気の一つ「夏至(げし)」。1年で最も昼の時間が長い。久慈市長内町の小袖海岸にある奇岩「つりがね洞」では20日、洞穴と日の出が重なる絶景が見られた。

 午前4時過ぎ、薄紫色の水平線から太陽が静かに顔を出した。朝日が奇岩の洞穴に重なると、穴から真っすぐに伸びた陽光が水面をオレンジ色に照らした。夏至の前後1週間だけの自然が織りなす光景だ。

 つりがね洞の名は、洞穴に釣り鐘形の岩が下がっていたことに由来するが、1896(明治29)年の明治三陸大津波で崩落した。