2022.06.02

馬使い木材運ぶ「地駄曳き」 遠野、伝統文化を再現

伝統技法の「地駄曳き」で木材を運ぶ馬=1日、遠野市宮守町
伝統技法の「地駄曳き」で木材を運ぶ馬=1日、遠野市宮守町

 遠野市宮守町の山林では、花巻農協遠野地方農協農用馬生産部会(部会員15人)が馬を使って木材を運び出す伝統の「地駄曳(じだび)き」を再現した。

 馬搬の技術や文化を記録や映像に残そうと実演。体重800キロのばん馬(雌、12歳)が、数十本の丸太を載せた「車(くるま)バジ」を引っ張って山道を上り下りした。

 同市の馬搬は昭和50年代まで盛んに行われたが、機械化に伴い見られなくなった。最盛期は市内に200頭以上いた農用馬も現在は5頭まで減った。菊池茂勝部会長(72)は「馬搬の文化を後世に残さないと先人たちの労苦が忘れられてしまう。きちんと残せばいつの時代か見直す人もいるかもしれない」と期待した。